『好き』という感情が英語学習を後押しした受験浪人時代 〜英会話学習体験(3)〜
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「英語の学習」として英字新聞を読むことも習慣化
こんにちは、シンです。
私、実は大学受験を2度失敗していまして、、
2年間、”受験浪人”をしていました。。
2年目の浪人生活を迎えることが決定した時には、
志望大学を国立大学から私立大学の文系にシフトし、
受験科目も国語・社会(日本史)・英語の3教科に絞りました。
受験科目が絞られた分、集中的に勉強できるのはもちろん、
それまでと比べ、幾分時間に気持ち的ゆとりが生まれていました。
私は、その幾らか浮いた時間を、意識するしないに関わらず、、
『英会話学習』に注いでいた気がします。
これまでの『英会話学習体験記』の記事でも触れてきましたが、
高校時代から少なからず、物事の全てを英訳してみたり、
英語を口から発する習慣があり、自然と”英語を使いこなす”ことに関心の軸があったのだと思います。
また当時は、上位の私立大学(MARCH)を受験しようと考えてましたので、
英字新聞などをスラスラ読めるくらいのレベルじゃないと、、
なんて思い込んでたくらい、英語学習に入れ込んでいました😅
やっぱり、どんな学習にも言えることだと思うのですが、、
一段高いレベルに目標を設定すると、本来受験する対象の問題などは少し容易に見えてくるものです。
政治や経済に関する各国の記事を英字新聞で読み込む習慣がついたおかげで、
大学受験の英語長文などは比較的余裕を持って読むことができていました。
まあ、さすがに大学受験3年目ともなると、受験教科を絞ったこともあって、
問題を解く気持ちにも余裕があったことでしょう。。
英会話(英語)学習に対する取り組みは、実はこれだけではありませんでした。
洋画の楽しさを教えてくれた劇団員の先輩
さすがに大学受験3年目ともなると、
両親もこれ以上、受験予備校に通うだけのお金を工面してくれませんでした。
「大学を受験したければ、自分でなんとかしなさい。」と。
ま、当然ですよね。私も今では2人の子供(2024年現在、中学生)を持つ親ですので、
学費なども含め、子どもを養う親の気持ちはよく分かります。
そこで、当時、私が目をつけたのが、『新聞奨学生』という制度でした。
これは、特定の新聞販売所に住み込んで、毎朝・毎夕、新聞配達をする代わりに、
受験予備校にかかる費用を工面してくれるという、受験浪人生にとってはありがたい制度でした✨
私はこのことを両親に伝え、地元の秋田を離れ、東京都内にある新聞販売所に住み込むことになりました。
毎朝4時前には起床し、大量のチラシを1枚1枚新聞に挟み込み、自転車の前かごに積みこみ、
指定された住宅地のエリアに配達して廻ります。
だいたい6時頃には全て配り終えて販売所に帰還。
それから朝食を食べ、電車で受験予備校に通い、夕方15時頃には帰ってきて、
今度は夕刊を自転車に積み込み、配達。
そんな毎日の繰り返しでした。。
朝早いのが辛かったのですが、それでも、毎日の食事付きで販売所の2階に住み込ませてくれるのです。
しかも、予備校の費用だけではなく、毎月7〜8万円くらいの給与まで貰えていました✨
考え方によっては、かなりオイシイ仕事じゃないですか?
さらに言えば、同じ『新聞奨学生』として、
私と同じように大学受験を目指す浪人生も3〜4人ほど住み込んでましたし、
大学受験だけではなく、専門学校に通う先輩方もいました。
同じ目標を持つ仲間と寝食をともにしていたのもすごく楽しかったのです。
その専門学生の中に、劇団員を目指す先輩がいました。
その先輩は、劇団員を目指すだけあって、さまざまな映画作品を観、詳しかったのですが、
ある日、1本の作品をおすすめされました。
アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロの2大俳優が出演する映画、『ヒート』でした。
この作品は当時、まだ映画館で上映されたばかりで、
DVDにもなっていなかったのですが、
(当時はまだVHSだったと思います)
『絶対、観に行った方がいいよ!!』とおすすめされたのを覚えています。
そして時がたち、レンタルビデオ店で借りることができるようになったので、
販売所仲間の部屋で皆で見ることになりました。
ロバート・デ・ニーロの発音に酔いしれる。。
私は当時、洋画を観るといえば、まだまだ『吹き替え』派だったのですが、
そのことを劇団員志望の先輩に伝えると、
『はっ?なんで吹き替えで観ちゃってんの?』と、
信じられない、という感じの表情をしていました。
『字幕付きの作品で観ないと、俳優の持つ雰囲気が伝わらないし、つまらないでしょ!』と。
そんなわけで、その時は字幕バージョンの『HEAT』を皆で観たのですが、
私は、この時を契機に、洋画の魅力に取り憑かれることになりました。。
アル・パチーノと、ロバート・デ・ニーロの2大俳優。
彼らのことを初めて知った時でもありました。
その魅力にも、、。。
『HEAT』の終盤で、デニーロが、相手の額に拳銃を突きつけ、
『Look at me!(俺を見ろ!)』と言うシーンがあるのですが、
彼が放つ英語の響きがシブすぎて、このシーンだけ、何度も見返していたのを覚えています。
デニーロが放つ英語の発音のシブさ、カッコよさに惹かれたというのもありますが、
この頃から、広く洋画が好きになり、と同時に、字幕で観る習慣もつき、
本格的に発音をモノマネして英会話を習得しようと意識したのもこの頃でした。。
やっぱり、『好き』になる気持ちといいますか、”憧れ”みたいなのも、
学習を後押しする立派な動機づけなんですよね。。
それ以降は、半ば狂ったように、時間さえあれば仲間と洋画を観ていました。
私は別に、先輩のように劇団員を目指していたわけではありませんが、、😅
気に入った俳優のマネをする、いわば、その役柄を演じ切る、というのが、
『英会話学習』にとってかなり大事なこと、というのを無意識のうちに会得していた気がします。
『発音』や『モノマネ』の重要性は以下の記事でも触れています。
『新聞奨学生』をしてまで予備校に通っていた甲斐もあってか、
ようやく、次の春には大学受験に合格し、都内の有名私立大学に通うことになりました。
大学に入ってからの『英会話学習』奮闘記は、また別の記事に譲ることにしますが、
少なくとも、洋画を観て英語の発音を学ぶという習慣は、この受験浪人時代がきっかけでした。
発音記号なんか教わっても、なかなかうまく英語を発音できるようにならない!
とお悩みの方は、私のように、楽しく洋画を観ながら発音をモノマネする学習をおすすめします🙂
私は、本格的に発音記号を学習したことはありません。
英語圏の外国人が私の英語を自然と理解できるようになっているのも、
全ては”モノマネ”だけで習得したからです。
発音は、無理なく楽しく習得できるこちらの方法が断然おすすめです。
よければ、他の『英会話学習体験記』の記事も読んでみてください。
では、またの記事で!!
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