人が新しいことにチャレンジするのは”心が動く”とき!~英会話学習もしかり~

2025-01-21

英語にのめり込むきっかけは、漠然とした”憧れ”

こんにちは、シンです。

今回は、『いかに学習を継続(習慣化)させるか』について。

語学に限らず、学習を継続させるコツはズバリ、

心が動くことだけをする、だと思うのです。

心の底から楽しめないもの、

やっていてつまらないものは、どのみち長続きしません。

これはあらゆる学習、

新たなことにチャレンジするさいにも言えるでしょう。

英会話学習でも同じです。

逆をいえば、

”ワクワクしない”

”続けていて楽しくない”

そんな気持ちでいるくらいなら、続けるだけ時間を無駄にしているということ。

今回は、私がいかに英会話学習に継続的に取り組めたのかをすべて紹介しますので、

心の動きがどれだけ大切かを知っていただければと思います。

この記事はこんな方におすすめ

学習をなかなか継続できなくて困っている方

この記事を読んで得られること

一つの物事を習得するには感情を味方につけ心の底から”楽しめる”よう工夫すること

私の「英語との出会い」は、高校2年生のときでした。

母校のOBとして、

当時の国連事務総長、明石康(あかしやすし)さんが講演に来てくださいました。

世界で起きていること、

国際社会において取り組まなければならないこと、

いろいろなお話を聴くうち、

漠然と”国際社会に対する憧れ”が芽生えていました。

私にとって最初の”心の動き”でした。

この頃から少しずつ、

「国際公務員になりたい」という夢を追うようになっていました。

思えば、大学受験もそれを基準にしていました。

結果的には2年、受験浪人しましたが、

受験したのは全て外語系、国際系の大学ばかりでした。

高校2年生のこの時以降、

英語に対する見方、考え方が変わりました。

受験英語にはいっさい興味を持たず、

(むしろ大嫌いでした😅)

『英語を人のために使いこなせるようになりたい』と考えていました。

洋楽にどハマりし、英文の行間を読む力を身に付ける

2年の浪人生活の間、

大学受験の勉強と並行して、

『TIME』などの英雑誌や、英字新聞もスキマ時間に読んでいました。

『そんなのを読むヒマがあったら受験勉強しろよ』と思われるかもですが、

国際系の大学を受験するには、こういうことも必要と思っていたふしがあります。

さらには、

受験勉強の気晴らしに洋楽を聴くようになり、

当時ハマった曲をすべて日本語に訳し、

アーティストの歌詞に込めた気持ちを理解しようという、

”謎の努力”をしていました。

(こんなことをしているから2年も浪人するんですね💦)

そんなことをする背景には、

将来英語を話せるようになったら、

外国人女性と交際できるかも、、という下心もあったからでしょう。😅

語学学習への動機がこのような気持ちからスタートするのも珍しくありません。

『たまたま好きになった人が外国人でした。』

なんて話も、今では珍しくない時代です。

好きな人の気持ちを理解するために、

必死になってその国の言語を勉強しようというのは、

自身の偽りのない気持ち、本能のなせるワザでしょう。

こういう衝動に突き動かされた時の学習意欲はすさまじい🔥ものです。

このような動機は、語学学習において好スタートを切れます。

新しいワードや表現を覚えるのが楽しくて仕方がなく、

覚えたその場ですぐ使ってみたくなる、、。

『好きこそものの上手なれ』ですね。

私が浪人生の頃、洋楽の歌詞をすべて日本語に訳した”謎の努力”は、

英文の行間を読む能力に変わっていきます。

日本語の歌でもそうかもしれませんが、

歌詞というのはそれだけで必ずしも文法が完結しません。

学校で教わる英文法で理解しようとしてもムリな話です。

アーティストが思いつくまま綴(つづ)る歌詞を理解するには、

必然的に、

繰り返し並べられたワードに込められた意味を想像力で補います。

行間を読む能力とは、そういうことではないでしょうか。

『毎日英語を話すのが楽しい!』大学サークル生活

2年の浪人生活を経て大学に入り、

大学では英会話サークルに入会。

毎日英語を話すサークル活動に没頭します。

この大学4年間の英会話学習で、英会話能力の基礎が完成しました。

(※浪人時代の”謎の努力”のおかげか、実質的には、1年生のうちに日常英会話はできるようになっていました。)

日々のサークル仲間との日常英会話。

月1回の他大学との交流ディスカッション。

それぞれ話すテーマを決め、それについてボキャブラリーを予習。

あらかじめインプットした単語を使い、

会話の場面で実際に話すのですから、

イヤでも会話力は身に付きます。

これは英会話スクールでも同じことです。

せっかく高い受講料を払っても、

本人が予習・復習する習慣を持たない限り、

いっこうに英会話能力は身に付きません。

受講料と時間をムダにしているだけです。

私はこの学生時代に、

都内にある英会話スクールに週1ペースで通いましたが、

ホントにお遊び気分。

『通ってれば上達する。』と、

本気で信じていました。

自ら能動的に学習するサークル活動の方が、よほど効果的だったように思います。

サークル活動で日々英会話能力を磨いていたからこそ、

スクール内でもある程度英語を話すことができ、

それがかえって『スクールは効果がある。』と、

自身に錯覚させていたのかもしれません。

『英会話スクールに通うべきかどうか』については、以下の記事も参考にしてみてください。

サークル活動では、たまに2泊3日くらいで合宿も行い、

グループごとに英語での演劇も披露し合い、

ますます英会話力を向上させていました。

週末には友人たちと都内のイングリッシュ・パブに足を運び、

そこに訪れる外国人を相手に、積極果敢に話しかけていました。

(※画像はイメージです。)

こういった勇気ある行動ができたのも、

共に学ぶ仲間がいて、環境に恵まれていたからです。

楽しく学ぶことができる。

心を動かす環境がそろっていました。

今でも私は英会話学習を独学で継続していますが、

環境が許すのであれば、

英語を学びたいと考える方は、

一緒に学ぶ仲間を見つけるのもアリです。

オンラインでも構いません。

一つのテーマを決めてあらかじめ単語などを予習し、

互いに自由に会話してみることをおすすめします。

最初のうちはつたない会話でも、

あらかじめインプットした単語を実際の会話で使うことで、

確実に英語の表現力は伸びていきます。

独りで学習することにくらべれば、

モチベーションの維持にもなりますし、

刺激し合って”頑張ろう”と思えるようになります。

そこでも”心が動いている”からですね。

どうしてもそういった仲間を見つけるのが難しければ、

月に5,000〜6,000円を払って

英会話のオンラインスクールを受講するのもいいでしょう。

最近のオンラインスクールによっては、こちらのリクエストに応えてくれるところもあります。

あなたにマッチしたスクールに出会うことができて、

あなたの望む講師が見つかれば、それが学習を継続するモチベーションになります。

ただし!!

ここでもやはり、

ご自身が自ら能動的に学ぶ習慣を持たなければ意味がありません。

学んだことは必ず復習することです。

『独り英会話』でもいいので必ず反復発声してみましょう。

音読の重要性『英会話学習法』の記事で説明しています。

私が学生時代に受講料を無駄にしてしまった、失敗体験の二の舞だけは、

絶対に避けるようにしてください💦

洋画を字幕で鑑賞し、

気になった英語表現はその場でメモをとるという習慣も、

この学生時代に身に付きました。

”モノマネ”で英会話を習得するという学習法も、この頃に確立させました。

それは、映画作品中の登場人物に感情を移入する、

つまりは心を相手に乗せる動きですね。

とことん心の動きにこだわってください。

それが新たな学習、新たなチャレンジを成功させるポイントです。

陸上自衛隊で英会話能力を飛躍的に伸ばす

大学卒業後は、都内にあるベンチャー企業での経験を経て、

陸上自衛隊に入隊します。

英語を駆使し、

”国際貢献活動”に従事したいという思いがありました。

高校生の頃に夢見た、

国際公務員への道は形を変えて、

こういった形で実現に近付きます。

実際には、海外赴任ということはありませんでしたが、

国内における日米共同訓練時に、

翻訳・通訳要員として参加させていただきました。

当時の英語力の客観的数値はTOEICで750点。

スコアは今一つですが、実務の会話力には自信がありました。

それには、学生時代に徹底的に楽しみ尽くした経験が活きています。

あとは陸上自衛隊の語学学校で培った軍事用語を駆使するだけでした。

日米双方の高官の間に通訳として立ち、

互いの意思疎通に貢献できたというのは、

ひじょうにやりがいのある仕事でした。

そこにも、相手の意図(心理)を的確に読む能力が必要です。

英語学習を机上の勉強で済ませるだけでは決して身に付きません。

語学はコミュニケーションを学ぶことでもあります。

ただやみくもにTOEICスコアを伸ばすだけでは、

実務では使い物になりません。

これは私も実際に体験しましたが、

相手の意図が正確に読み取れないと、

双方のコミュニケーションが成り立ちません。

ヘタをすれば、互いに誤解をしたまま、

会話が進んでいくこともありえます。

ビジネスの現場であれば、

大事な商談であるほど、避けねばならないことですね。

共同訓練での通訳という貴重な経験以外にも、

陸上自衛隊での在籍時には、

さまざまな”心躍る体験”をさせていただきました。

約3ヶ月にも及ぶ在日米軍基地での英語研修などがその最たる例です。

米軍人との間に築いた友情。

楽しく過ごした寮生活。

かけがえのない貴重な経験です。

時には、彼らの雑談の内容がまったく理解できず、

会話に加われないという挫折感も味わいました。😢

しかし総じて、英語以上のモノを学ばせていただきました。

繰り返しますが、

英語学習(総じて語学学習)は、

コミュニケーションを学ぶことです。

これはビジネスを成功させるにも不可欠なことではないでしょうか。

独りよがりな学習、発信では信頼を得る能力は身に付きません。

相手のことを理解して成り立つものです。

学生時代には、単に英会話を楽しんでいただけのものが、

自衛隊での勤務や訓練を通して、

実務で使える”活きた英語”を習得することに変わりました。

日常英会話➡ビジネス英会話に発展した時期でした。

ビジネス英会話は、

単純に、用語がビジネス用語に変わるだけの違いではありません。

実務で使えるコミュニケーションを習得することです。

ふだんの生活では想像できない、

ビジネスの場における商談の流れ、

その雰囲気ごと習得するものです。

学生時代のサークル活動もそうですが、

この自衛隊での通訳経験、語学研修などは、

英語を学んでいなければ、

決して味わえるものではなかったでしょう。

新たなことを学び、新たなことにチャレンジするというのには、

このような副産物(オマケ)が必ずついてきます。

何かしらチャレンジしたいと思ったときは、

”心躍るような体験”のレベルに達するまで、

あきらめず続けてほしいと思います。

机上の学習では”心が動く”ことがない

私の英語との出会い。

さまざまな学習経験を長々と紹介させていただきました。

一つ、お分かりになったと思います。

机上の学習だけでは、”心が動く”ような体験はできません。

全くない、とはいいきれませんが、

限りなく機会は減るでしょう。

新たなジャンルの学習、

新たな物事へのチャレンジには、

オンラインであっても、人とのつながりを重視すべきです。

独りでは心が動きづらいからです。

学習の性質上、それが難しいのであれば、

せめて、ご自身が学習した内容をSNSで定期的に発信しましょう。

発信内容に反応してくれる人がいる限り、

モチベーションは維持しやすくなります。

今回は、私の英会話学習の経歴を紹介させていただき、

新たなチャレンジには”心の動き”が大事だと述べました。

『何だか楽しくない』、

『明日も続けられるか疑問、、』、

そう思えた時には、一度学習や作業を中断し、

あなたの”心の動き”がどこにあるかを探ってみましょう。

学習を続けることで高揚感を得られる、

この先に楽しみが待っている、

など、ポジティブな感情が伴っていない限り、

ほかの、もっと楽しいことに時間を割いた方が良いかもしれません。

あなたの時間は限られています。

心の底から楽しめることに時間を使ってはいかがでしょうか?

➡️『英会話学習法』ページ

英会話学習法

Posted by shin