英語の例文はストーリーを交えると覚えやすい

2025-01-21

かつての英語教育の経験から、、

こんにちは、シンです。

今回は『英語の例文は”ストーリー”と関連付けると覚えやすい』

ということについて解説します。

私は過去に、陸上自衛隊において数カ月間だけ、

英語初学者に対する教育を受け持ったことがありました。

(※画像はあくまでもイメージです。)

当時は英文法を中心に教えていましたが、

早くから『総合英語Forest』が英文法の参考書として優れていたことを知っていた私は、

指定された授業用(英文法)のテキストとは別に、

『総合英語Forest』を使用して学生に分かりやすく英会話を教えようと努めていました。

高校生当時から、

『英語の授業はつまらないものだ』

『英会話(英語)は楽しく学ぶべき』

と考えていた私は、

お決まりのテキストで、つまらない授業をするつもりは一切ありませんでした。

学生が授業に飽きずに、

楽しく英会話を学べるよう、

その日に教育すべき文法項目を一通り教えた後は必ず、

学生たちに”ショートストーリー”を作らせていました。

手順はこうです。

たとえば、その日の学習項目が、動名詞を使った表現などであった場合、

例文を『お題』として出します。

The boy is used to making his own breakfast.

(その男の子は、自分で朝食を作ることに慣れている。)

(※『総合英語Forest』より抜粋)

学生を1グループ3~4名の複数グループに分け、

グループごとにその『お題』の例文を使った”ショートストーリー”を作ってもらいました。

例えば以下のように、例文を中心として一連のストーリーを作成します。

His mother goes to work early in the morning.

(彼の母親は朝早くから仕事に出かける。)

So,

(だから)

The boy is used to making his own breakfast.

(その男の子は、自分で朝食を作ることに慣れている。)

The boy cooked better than his mother.

(男の子は母親より料理が上手になった。)

このようにして、グループごとに”ショートストーリー”を作成してもらい、

その文法の正確さ、ストーリーの面白さ、

などを基準に点数を付け、

グループごとに競わせていました。

なかには、完全に”ウケ狙い”で面白おかしく、

しかも5分程度の長めのドラマを演じるグループも現れ、

私にとっても、生徒たちにとっても、

ひじょうに楽しい時間を過ごすことができました。

この”ショートストーリー”作成の利点は、

学生が楽しく英会話表現を習得できることです。

”ストーリー”は記憶に残りやすい

マンガやアニメなどを思い浮かべるとイメージしやすいかと思いますが、

文章だけの情報よりは、

イラストや映像などの方が人の記憶に残りやすく、

しかも単文よりは複数の文章、

”一連の流れ”があるなかで同じ文章を繰り返しインプットした方が記憶に残りやすいです。

そういう意味では、各グループが”ストーリー”を作ることで、

他のグループは彼らの”ドラマ”を通して視覚的な情報をインプットし、

かつ彼らの例文を耳で聴き、英会話表現の定着率を高めます。

テキストのみで学習することにくらべれば、

圧倒的に記憶の残りやすさが違うことはお分かりかと思います。

”受け身の学習”だけではダメなわけです。

自ら想像力を働かせ、自分なりの場面(ストーリー)を思い描くことが大事です。

こうすることで、”味気(あじけ)ない”、気持ちのこもらない教科書的な表現を話すことはなくなります。

自ら話す内容を組み立て、自身の言葉として発信する。

これこそが、アウトプットの真価だと思います。

教科書的な例文ばかりをインプットしようと努力しても、

いざ英会話の場面では使えないことが多いものです。

自分が発信したい内容をまずはイメージし、

アウトプットする練習を早いうちから積み上げる必要があります。

私は高校生当時から、少しずつこのような訓練を重ね、英語を話せるようになっていきました。

アウトプットのためにも、ひたすら体験量を増やしていく

以上述べたことから、

インプットと同じくらい、”アウトプット”が大事なわけです。

英会話を効率的に習得しようとするなら、

机上の学習だけでは足りません。

好奇心を持っていろんな場所に足を運び、

自らの体験量を増やす”ことをおすすめします。

私は大学生当時、英会話サークルでの活動に飽き足らず、

都内のイングリッシュパブに通っては、

アメリカ人やイギリス人と会話を試みました。

その過程で、いろんな失敗、恥ずかしい思いもしました。

でもそれらの経験が今に活きています。

自身の体験量(アウトプット)に比例して、

机上では得られない”実体験によるインプット”も得ることができます。

行動量を増やせば増やすほど、

その結果が成功であれ、失敗であれ、

”自分だけのストーリー”として鮮やかな記憶に残ります。

これは英会話学習以外にも言えることです。

英会話を早く習得したいとお考えの方は、

とにかくアウトプットする機会をなるべく多く見つけてみてください。

英語は主張してナンボの言語です。

行動力を高め、英会話をモノにしましょう!!

英会話を効率的に習得したい方は以下の学習法の記事も参考にしてみてください。

➡️『英会話学習法』ページ

英会話学習法

Posted by shin