実践的英会話学習法(2)ディスカッション

2025-01-21

論理的思考力を鍛え、英会話力も身につく

こんにちは、シンです。

学習法(1)フリートーク同様、

この学習法も私が学生時代に英会話サークル活動で実践していた効果的な英会話習得法です。

ディスカッション(議論)を深めると、日本語でもそうですが、

論理的な思考も同時に磨かれるため、相手を説得するスキルも身につきます。

まさに、ビジネスにおいて重要な要素であるコミュニケーション能力を高めることになります。

20年前とは時代背景もだいぶ変わりましたが、

言語を自然な形で駆使するのが人間である以上、

一定量の積み上げ、努力はいつの世も必要になります。

学生の頃は1グループにつき5〜6人くらいでディスカッションをしてましたが、

正直、それくらいのメンバーを集めてディスカッションなんて、

現実的に難しい、、いや、それを通り越してできないと思います。

でも大丈夫です。

2人でも十分議論を高めることは可能です。

同じく英会話を習得したいと考えるお友達を、

1人であれば見つけることもできるのではないでしょうか。

2人だけだと、議論の内容が薄くなりがち、と思われるかもしれませんが、

むしろ、ご自身の発言頻度が増える(増えざるを得ない)ので、

イヤでも英会話力が磨かれます。

(1)のフリートーク学習法同様、

英会話学習中の友人やネイティブの友達、

それらが周りにいなければオンラインスクールの講師などを相手にディスカッションを積み上げ、

英会話力を高めていきましょう。

以下に、具体的な学習法の手順を解説していきます。

①ディスカッションのお題(テーマ)の選定

(1)フリートークの学習法と同じく、

議論するためのテーマをまず決めます。

テーマ選びのポイントとしては、以下の通りです。

テーマ選びのポイント

ご自身が話しやすいテーマ

❷ご自身が話したいテーマ

❸ボキャブラリーを増やしたい分野

順番としてはこのようになるかと思います。

最初のうちは話しやすい(すでにある程度知っている)分野の方がいいでしょう。

それでも少しずつ、ボキャブラリーを増やしていくためにも、

ご自身の知らない分野を開拓することをおすすめします。

この準備段階(知識を習得)でかなり知識が身につきますからね。

ここでは一つの例として、

『サラリーマンがどのように勉強時間を確保するか』というテーマにします。

②Technical Term(専門用語)の収集

ディスカッション(議論)を深めるためにも、

英会話力向上のためにも、

話のタネとなるボキャブラリーをまずは収集しなければなりません。

学生当時、私たちサークル仲間の間では、

このTechnical Term(テクニカルターム:専門用語)を略して、

”テクター”と呼んでました。

ディスカッション用にノートを1冊用意するか、

持ち運びできるノートPC(スマホやタブレット)などがあれば、

ワードやテキストエディタなどを利用しても良いでしょう。

ディスカッションがなるべく途中で途切れないよう、できるだけ多くのテクターを収集、準備します。

今回の題材として決めたテーマ、

『サラリーマンがどのように勉強時間を確保するか』

これに関する用語(単語)をまずは列挙していきます。

・サラリーマン

・勉強時間

・労働時間

・残業時間

・スキマ時間

・土日の過ごし方

・勉強する目的

・将来なりたい姿

・読書

・英会話学習

・プログラミング学習

・時間の使い方

・睡眠時間

・朝活動

・学習意欲

・趣味とのバランス

・子どもとの関わり方

・集中力

・ライフスタイル

・息抜き

ざっと20個、列挙してみました。

このテクターをいかに充実させ、事前に準備するかで、

ディスカッションの学習効果がまるで変わってきます。

なるべく多めに用意できるよう、頑張りましょう。

③Google翻訳でテクターを英訳

これも(1)のフリートーク学習法と同様、

準備したテクターをGoogle翻訳などの翻訳ソフトを利用して英訳します。

慣れてくれば、テクター(専門用語)やセンテンス(文章)を最初から英語で収集・準備することもできるようになります。

②で収集したテクターを英訳したのが以下になります。

・サラリーマン

office worker

・勉強時間

studying time

・労働時間

working time

・残業時間

overtime hours

・スキマ時間

spare time

・土日の過ごし方

how to spend weekends

・勉強する目的

purpose of study

・将来なりたい姿

what I want to be in the future

・読書

reading books

・英会話学習

English conversation learning

・プログラミング学習

Programming learning

・時間の使い方

how to spend time

・睡眠時間

sleeping time

・朝活動

morning activity

・学習意欲

learning motivation

・趣味とのバランス

balance with hobby times

・子どもとの関わり方

how to interact with children

・集中力

concentration

・ライフスタイル

life style

・息抜き

take a break

翻訳してみて、明らかにおかしいと思えるもの(誤訳)は、

その用語で検索してみると、適切な英訳をすぐに調べられます。

『◯◯ 英語』みたいに。

これでテクターは完成しました。

④テクターを交えた例文を作成

『英訳した上に、まだ作成するの?』

と思ったでしょうか?

英単語をただ単発で発信し続けても、

しっかりとした英会話はできるようにはなりません。

やはりセンテンス(文章)ごと、頭に叩き込む必要があります。

これまでに収集・準備したテクター(専門用語)を交えた例文を、

簡単なもので構いませんので、用意しましょう。

We can do reading books in spare time.

(スキマ時間に読書することはできる。)

例文をその場でスラスラと口に出せなければ、

なかなか英会話は成り立ちませんからね。

『なかなか英語の例文を作ることができない、、』

という方は、英文法を一度勉強し直すことをおすすめします。

イラスト付きで分かりやすく英文法を勉強するなら『総合英語Forest』の参考書がおすすめです。

⑤音読しながら論理的に会話を組み立てる練習を

センテンス(文章)を英語で作成、音読でひたすら脳内に叩き込んで”英語脳”を鍛えるプロセスは、

実践的英会話学習法(1)フリートークとほぼ同じです。

ただし上記の学習法(1)と違うのは、

音読しながら、『論理的に会話を組み立てる』ことがディスカッションの場合、ひじょうに重要です。

単純に英語を話すだけであれば、フリートークで事足ります。

ディスカッション(議論)である以上、

その会話からある程度の結論を導き出さねばなりません。

フリートークに比べれば、一段高いレベルのコミュニケーションです。

これはビジネスの現場において、

コミュニケーション能力を高める意味でも、ひじょうに役に立ちます。

・自身の主張を簡潔、明確にする

・主張を支える理由を順序立てて説明する

⑥ディスカッションから得られた新たな用語や考え方をストック

ここまでできれば、英会話能力が飛躍的に上達するばかりか、

論理的なコミュニケーションスキルも身についているはずです。

ディスカッションの場で相手から学んだ新たなボキャブラリー(用語)や考え方を、

ノートやタブレット(スマホ)内にストックしましょう。

そして復習をしっかり行うことです。

英会話能力を本当に高めるには、残念ながらオンラインスクールを利用することだけでは達成できません。

しっかりと自身の血肉(知識)に変えてこそ、ホンモノの英会話力を習得することができます。

これこそが、

”独学で英会話は身につけられる”と言える理由です。

地味な作業ながらも、ひたすら毎日繰り返す。

毎日、少しずつでいいのです。

楽しく継続すること。

英語を話せることで、広がる世界を思い描きながら、頑張りましょう。

ある程度、基礎的な英会話力が身についたと思えたら、

オンライン英会話スクールでさらに英語力を向上させるのを考えてもいいでしょう。

なるべく楽しく継続できるよう、頑張ってください😀

では、またの記事で会いましょう!

➡️『英会話学習法』ページ

英会話学習法

Posted by shin