人生を楽しくする英会話学習法
英語は話せた方が人生楽しくなる理由(わけ)
皆さんこんにちは、シンです。
日頃から英語になじみのない人でも、
『英語って、本当に話せる必要があるのか?』なんて疑問を感じていたりしないでしょうか。
結論から言いますと、今の時代において、
”英語を話せることは必須”とは言わないまでも、
『話せないよりは話せた方が有利』ですし、その後の人生が数倍も楽しくなります✨
本業は会社員の40代ブロガー。
高校2年生時、母校のOBとして訪れた当時の国連事務総長の講演を聴き、
国際的に活躍することを夢見る。
大学時には英会話サークルに所属し、日常英会話の基礎を固める。
大学卒業後、陸上自衛隊に入隊、多数の日米共同訓練に通訳・翻訳要員として参加。自衛隊退官後も、さまざまな企業にて英語を使用、コミュニケーション能力の向上に努める。
この記事を読んでくださっているということは、
少なからず英語(英会話)に興味をお持ちと推察いたします。
しかし、果たして英語力を身につけることは、本当にあなたにとって必要でしょうか?
趣味や教養として学ぶ以外に、明確な必要性を感じるでしょうか?
ここでは、趣味や教養として学ぶ以外に、
”個人的に稼ぐ”ビジネス的な側面も踏まえて解説しています。
まず、『話せた方が有利』である理由を明確にするためにも、
その逆となる、『必須ではない』理由についても触れておきます。
❶グローバル化・情報化社会とはいえ、日本国内でずっと暮らしていくなら、わざわざムダに時間をかけて学ぶ必要がない。
❷英語を話せる(理解できる)ようになったところで、そのスキルだけで大きく稼ぐことはできないから。▶️ スキルの掛け合わせが必要
その一方、『話せた方が有利』な理由について。
①Web上で情報収集するのが当たり前な今、日本語だけで検索するのに比べ、情報収集量が圧倒的に多い。
▶️ この格差は情報化社会においてはかなり大きい。
▶️ 就職・転職にも有利に。
②副業や個人ビジネスを考えている(もしくはすでに行動している)人にとっては、①の情報収集で有利なだけでなく、対象マーケット(対象顧客・読者)の拡大につなげやすい。
『必須ではない』理由、そして『話せた方が有利』である理由、
それぞれを読み、どのように考えますか?
結論として、
『必須ではない』理由に納得、共感する方は、これ以降の記事を読む必要はありません🖐️
一方、
『話せた方が有利』である理由に少しでも心が動き、
もしくは、この情報化社会で”人よりも優位に立ちたい”、
あるいは”人生を数倍も楽しくしたい”とお考えであれば、
今すぐにでも学習を始めるべきです。
就職・転職にも有利であることは言うまでもありません。
以上のような理由から、この記事が対象とする読者も自然と明らかになってきます。
・英語を通して広がる世界を楽しみたい!
・『英語手当』などで月収を少しでも上げたい
・個人で稼ぐために英語力を武器としたい
英会話を学ぶメリットについては具体的に以下の記事でも紹介しています。
また、この記事内で具体的にどこまで学べば良いか、目的別にある程度の目安を設定しています。
まだ、貴重な時間を捧げるのに迷っている方は、参考にしてみてください。
ビジネスの現場で交渉相手を納得させるにしても、
大量にあるWeb上の情報を検索・収集するにしても、
まずご自身の脳内にある思考(アイディア)を言語化できなければ始まりません。
これは日本語でも同じことですね。
ふだん、日本語で検索するイメージを持つと、伝わりやすいと思います。
すごく当たり前なことを言ってますが、
英語で検索するのも、結局これと同じことです。
より的確な、ほしい情報を取得するためにも、
ふさわしい英単語をアウトプットできなければなりません。
これは”英語で検索”するための土台となる能力です。
その土台となる能力がすなわち、スピーキングであり、ライティングです。
この記事での英語(英会話)学習法では、
基本的にリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能を伸ばすことを前提としていますが、
『話せた方が有利』である理由、
これを実現させるためにも、
アウトプット(スピーキング)に重点を置いています。
具体的なことに関しては、
この記事の後半、もしくは各リンク先の記事でも詳細に解説しています。
また、単に『英語を話せるようになる』学習法だけでは終わりません。
もちろん、英語を効果的に話せるようになるためにも、
私自身の過去の体験談などを交え、役立つ情報を紹介していますが、
英語を話すこと”だけ”が目的であれば、
他に優れた学習サイトが山のようにあり、充実しています。
当ブログではもう一歩踏み込み、
英語を話せるようになるだけではなく、
成し遂げたい目標(目的)ごとに、必要な学習範囲も示しています。
英語(言語)を学ぶことは、コミュニケーションを学ぶことでもあります。
仮に英語を話せるようになったとしても、それを活かして何をしたいのか?
あなたが目指すものによっては、”話す内容”にも意識を向ける必要があります。
英語の表現を数多く覚えたとして、話す中身が伴わなければひじょうにもったいない話です。
それには、以下の記事も参考にしてみてください。
『英語(英会話)はまったくの初心者だけど、大丈夫?』🤔
そのような方でも安心してください。
この学習法では、基礎的な文法事項を含め、楽しくムダのない学習ができるよう配慮しています。
あらかじめ誤解のないように伝えておきますが、
英語を話せるようになるためにも最低限の文法事項は理解しておく必要があります。
TOEIC学習対策とは違う
具体的な英会話学習法に踏み込む前に、
皆さんに一つだけ、
あらかじめお断りさせていただきますが、
ここで紹介するのはあくまでも『英会話』(スピーキング)の学習法です。
『TOEIC勉強法』には言及しませんので、あしからず、、。
この学習法は、決してTOEICのスコアを伸ばすことが目的ではありません。
そこに興味がある方の期待に応えられる記事ではありません。
(もっとも、英会話能力を伸ばすことで、TOEICスコアも必然的に高くなりますが。)
ちなみに、私のTOEICスコアは過去最高で、750点。
決して、ネイティブなみに英語を話せるわけではありません。
しかし、言い訳がましく思えるかもしれませんが、
”TOEICスコアと英会話能力は必ずしも比例しない”
ということは自信を持って言えます。
TOEIC高得点者が必ずしも英語を話せるわけではありません。
英語をある程度話せる人ならば、TOEICで高スコアを取得することは可能でしょう。
しかし、その逆は成り立たないということです。
ためしに、『TOEICスコア』『英会話力』などといった複数用語で検索してみると、
その具体例をいくつか知ることができます。
実際、私には大学時代にTOEIC800点オーバーの友人がいましたが、
彼は英会話となると、まったく話せませんでした。
(※もちろん、TOEIC学習を継続しながら、オンライン英会話スクールで英語力の向上に励んでいる方がいらっしゃることも知っています。お勤めの社内で、昇進や海外部門への異動などにハイスコアが必要なところもあるでしょう。TOEIC学習を全面否定したいわけではありません。)
TOEICの試験勉強(対策)に集中しすぎると、
肝心の総合的な英会話能力を伸ばす勉強から遠ざかってしまいます。
まずは英会話能力を伸ばすことに力を注ぎ、
その実力を客観的に測るための目安としてTOEICを受験する方がベターであり、
正しい順序だと私は考えます。
そうでないと、
仮にTOEICのハイスコア(800点以上など)を認められて就職(転職)できたとしても、
実務で英語を使えない(話せない)と、悲惨な目に遭います。💦
その場合、高スコアの人ほど、かえって肩身の狭い思いをするのではないでしょうか。
『あの人、TOEIC800点なのに、全然英語を話せないの?』
なんて、社内で陰口を言われたくないですよね、、😓
まずは楽しむことが継続のコツ
『さあ、英語を勉強するぞ!』と意欲を燃やすのは結構ですが、
学習の大前提として覚えておいてほしいことがあります。
『英会話学習法』の根っことなる考え方です。
やはり語学の習得となると、
一定量の努力と時間を要するのは避けられません。
一つの言語を習得するにはどれだけ才能があっても1年、
だいたい2〜3年ほど要するのが普通です。
ただし!!
私自身の学生時代の経験から言えば、
学生など、学習に集中できる環境の方であれば、早くて3ヶ月、
どれだけ仕事が忙しい社会人の方でも、1年ほどもすれば、日常英会話レベルは習得可能です。
それには、英会話にとって必要のない無駄な学習を避けること。
これに尽きます。
また一方、
この期間を耐えられず、学習を挫折する方が絶えないことも知っています。
この挫折を防ぐためにはどうすればいいでしょうか?
答えはシンプルです。
”学習を楽しく継続すること”
そしてなるべく、
”短期間で日常会話レベルを身につけ、実践すること”です。
『英語でコミュニケーションをとることができた!』という喜びが、
英会話学習に対するモチベをさらに上げてくれます。
以下に紹介する『英会話学習法』を日々、根気強く実践すれば、
上記のように比較的短期間で英会話力を身に付けることができます。
(※これは現時点でのベーススキルによって大きく左右されます。全くの初心者と、すでに学習経験をお持ちの方では当然、大きな差が出てくることでしょう。)
年齢も関係ありません。
私が学生の頃に通っていた英会話スクールでは、
同じクラスに60代の方がいらっしゃいましたが、
全く物おじせず、堂々と英語を話していました。
結局は、学習を楽しめるかどうか、です。
学習を楽しく継続(習慣化)するには、以下の記事も参考にしてみてください。
私自身が英会話の基礎力を身につけた経験談について触れています。
学習を始めたばかりの時は、無理に英会話スクールに通う必要もありません。
私はスクールに通ったこともありましたが、
日常英会話力を身につけたのは全て独学であり、スクールに通い始める前のことでした。
スクールに入ったばかりのクラス分け能力測定時には、
7段階レベル(最高のレベル7はネイティブ並みに話せるレベル)のうち、
レベル5でスタートしました。
(日常英会話の内容であればまったく問題ないレベル)
つまり、スクールに通わずとも、学習法さえ間違えなければ、
独学の英会話学習でそのレベルまでは到達できるということです。
スクールに通う必要もありませんので、
学習コストも必要最小限で大丈夫です。
せいぜい、参考書を数冊程度です。
もし日常英会話を習得し、そこからさらに能力を高めたければ、
スクールなどへの自己投資はその時に考えればいいのです。
最初から、無理に高額な投資を選択するべきではありません。
とはいえ、最近は『オンラインスクール』が昔に比べて格段に増え、
学習費用も当時に比べればかなりリーズナブルです。
”初期投資”と考えるならば悪くありません。
【STEP①】目標(ゴール)を明確にする
「英語を話せるようになりたい!」
「英語を駆使して就職・転職の幅を広げたい!!」
どのような目標であれ、英会話を習得しようとお考えであれば、
まず最初に決めなければならないことがあります。
『到達目標』です。
どのような学習においてもいえることですが、
具体的にイメージできるゴールを定めることが大切です。
英語に限らず、語学学習は”終わりのない旅”のようなものです。
究めようと思えば、どこまでも学習は果てしなく続きます。
だからこそ、”自分自身のゴール”を定める必要があります。
英語力を身につけて、転職し、月収を上げたいのか?
ご自身の個人ビジネスを拡大させるきっかけとなればいいのか?
目指すべきゴールの設定によって、
当然ながら学習すべき範囲や時間も大きく変わってきます。
『自分はどこまで学習すべきか?』
”学ばない範囲”を決めるさいには、以下の記事も参考にしてみてください。
ただでさえ、語学の習得には時間を要するのですから、その貴重な時間をムダにすべきではありません。
自分なりに習得目標を明確、かつ具体的にしてください。
習得目標が明確かつ具体的であればあるほど、ムダなところを覚える必要がありませんので、
当然ながら、ゴールまでの到達時間も短くなります。
基礎的な日常英会話の習得をまずはゴールにするのであれば、
『簡単な英単語』を覚えるだけでも、達成に大きく近づくものです。
ご自身の達成すべきゴールが定まれば、
次は、いかに日頃の学習時間を確保するかが大事になってきますが、
正直、日々の仕事が忙しく、
学習に時間を割けない方もいるかと思います。
それでも、後述する『スキマ時間の徹底活用』で少ない学習時間を補うことは可能です。
そうすることで、ムダなく目標に到達することが可能となります。
【STEP②】覚えられる(話せる)例文を増やす
自身の目標を設定したあとは、ひたすら例文を覚えることに努めます。
大事なのは『単語』と『文法』です。
「えっ?」と思われた方もいるかもしれません。
当記事ではアウトプット重視の学習法を、と冒頭で伝えましたが、
一つの言語が単語と文法で構成される以上、
一定量以上のインプット学習、これは避けて通れません。
どんな学習でもインプットなくしてアウトプットはままなりません。
ただし、中学・高校までの授業で勉強した”つまらない学習法”をすすめるつもりは全くありません。
ただやみくもに単語を覚える、文法を理解する、では楽しく継続できないのも当然です。
”楽しく学ぶ”
どんな時も、このことを常に忘れないでください。
楽しめれば、自然と継続して学習できます。
(この手法は、やり方によっては多少、時間を要しますが)
楽しく学ぶためのコツとして、
ご自身の”趣味の分野から英語(英会話)に触れていく”ということをおすすめします。
私は高校生当時、好きな洋楽の曲を和訳するところからスタートしました。
自分が好きなアーティストが作詞していることを思い浮かべ、
歌を口ずさみながら、自然と英語の音に親しんでいました。
”単語の勉強”、”文法の勉強”という考えを頭から捨て去ることです。
勉強という意識を持たず、英語表現をありのままに吸収します。
もっとムダなく、最短で成果につながる学習がしたいという方は、
いきなりビジネス用語を学べる参考書から始めてもいいかもしれません。
矛盾する言い方かもしれませんが、『会話表現』を学ぶためにも、
”単語”という観点、”文法”という観点から、まずは基礎を学びます。
そのためにも、単語・文法に関して参考書を1冊ずつ用意します。
なるべく”例文が豊富な参考書”を選ぶべきです。
書店にはひじょうに多くの参考書が並んでいますが、
私のこれまでの学習経験から、特におすすめしたいものをピックアップします。
英単語を身に付けるのにおすすめの参考書は『DUO3.0』。
英文法を身につけるのにおすすめの参考書としては『総合英語Forest』があります。
(※2024年現在、この参考書は『Evergreen』という名称に変わっていますが、内容は大きく異なることはありません。)
難易度的には、
まったくの初学者(初心者)であれば、『総合英語Forest(Evergreen)』から始めた方がよいでしょう。
参考書内で紹介されている例文も優しめのものが多く、
基礎的な文法事項を分かりやすいイメージ図でしっかり学習できます。
単語も文法も、基本的な例文を通して身に付けるべきです。
単語を一つ一つ、日本語訳と照らし合わせてひたすら覚える、、。
そんな一問一答的な学習法はやめてください。
いつまでたっても話せるようにはなりませんし、アウトプットする力は身につきません。
例文をまるごと覚えてしまえば、そのまま生きた英会話につながります。
そして参考書とは別に、
自分だけの『表現集ノート』を作成することをおすすめします。
いうなれば、英会話の『虎の巻』、『カンニングノート』のようなものです。
なるべくならば、ノートを1冊用意することをおすすめしますが、
ノートを作成するのが面倒な方は、スマホのメモ機能をノート代わりに利用してもいいでしょう。
それには、以下の記事を参考にしてください。
このノート(スマホ)の中に、自分が参考書などから学んだ、
”会話に使えそうな、役立つ例文”などをどんどんメモしていきます。
そして、ご自身の日々の生活を思い起こし、
自分が使いやすいようにアレンジしてみることをおすすめします。
海外ドラマや洋画のワンシーンなどから取り入れてもいいでしょう。
「おっ、今のセリフ、カッコいいな。」
「この場面の会話、実際に職場でも使えそうだな。」
そんな基準で結構です。
思いついた時点で、どんどん書きためていきましょう。
私も学生の頃は、よく洋画を観ながら、気に入ったフレーズなどをノートに書きためていました。
そのようにして日々書きためた『表現集ノート』を時間のある時に読み返し、
実際に会話の場面を想定しながら”音読”します。
忙しくて学習時間を確保できない方は、こういう時こそ『スキマ時間の徹底活用』です。
支障のない範囲で、仕事の合間やお昼休憩時などにノート(スマホ)を見直し、
何度も繰り返し”音読”します。
(※声に出せない場所の場合は”つぶやく”程度で大丈夫です。)
”音読”の重要性は、あとの項目でまた詳しく説明します。
この繰り返すこと、反復練習が英会話上達には何よりの近道です。
仮に、どれだけ高い受講料を払って英会話スクールに通ったとしても、
自分自身が反復練習する時間を持たなければ、全く上達しません。
その場は外国人講師と話せたことで満足感を得られるかもしれませんが、
繰り返さなければ、すぐに会話力は落ちます。
悲しいことながら、レッスン受講前の状態に戻ります。
この、”ひたすら繰り返す”という感覚。
”時間に投資する”感覚を忘れてはいけません。
スクールに投資するのではなく、時間、あるいは自分に投資するのです。
これを楽しく継続できさえすれば、これ以上の効果的な学習法はないでしょう。
『スキマ時間の徹底活用』について、もう一つ。
たとえば、街中を歩いていて、自身の目についたものを全て英訳します。
なるべく、単語ではなく、人の動作などを英文にしてみます。
うまく英語で表現できなければ、それもノート(スマホ)にメモし、あとで英訳すればいいのです。
このように、わずかなスキマ時間も”例文を覚える”ことに使ってください。
ここでも、しつこいほどに強調しますが、
なるべく”楽しく継続する”ことです。
【STEP③】発音は”モノマネ”で習得できる
単語や文法を、例文を通して身に付け、実用的な英会話に活かす。
では、『発音』はどうでしょうか?
なかには、
「ある程度英語が話せるようになったと思うけど、発音が悪いせいか、ネイティブに全く理解されない。通じない、、。」😓
というような経験をされた方もいらっしゃるかもしれません。
英語の発音を身に付ける最も効果的な方法は、
”モノマネ”です。
発音記号を覚えたり、スクールでひたすら何度も同じ発音を繰り返す、、
なんて気が滅入るような学習をする必要はありません。
洋画でもドラマでも、あるいは英語圏の友達でも構いません。
自分が気に入った俳優・女優(あるいは友達)などを見つけ、
ひたすら彼や彼女が発する音をマネするだけです。
この”発音の師匠”を見つけるにあたり、
なるべく自分が聴きとりやすい人を選ぶことをおすすめします。
「この俳優の発音はすごく聴きとりやすい!」
そんな理想的な”師匠”が見つかったら、ひたすらマネをします。
なりきってください。
自分がその映画やドラマの主人公であるかのように、
恥を捨て、”演じ切る”ことです。
人間、大人になると変にプライドが邪魔をして、
”学ぶ(真似をする)”ことが苦手になります。
語学習得の最大の障害は、このプライドの高さや頭の固さだとすら、個人的には思っています。
発音をマネる際、だいたいは字幕などで英文を確認できますが、
それでも、参考書などの英文テキストがないと無理だという方は、
最初は「ラジオ英会話」などのCD付き教材を利用してもいいでしょう。
聴きとれない箇所は徹底して何度も聴き直し、
素直に聴こえた通りに、その発音をマネます。
我々日本人が、子どもの頃からほぼ例外なく、みな日本語を話せるのは、
両親が話す言葉をマネしてきたからではないでしょうか。
アメリカ人が、みな例外なく英語を話すのと一緒です。
ダマされたと思って、試してみてください。
とにかく、比較的聴きとりやすい俳優(女優)を見つけ、
ひたすらその人の発音をマネる。
これだけです。
もちろん、聴きとるためにはある程度の基礎力(単語・文法)は必須です。
そして、②の項目同様、気に入ったセリフや使えそうな表現があれば、
すかさず『表現集ノート』に書き足します。
私は学生時代からこの手法で発音を身に付け、
英語圏の人たちに発音を褒められたことはあっても、
『聴きとれない。理解できない。』と、顔をしかめられたことはありません。
まして、発音記号を学習したことはありません。
『発音記号を覚える大切さ』を説く人には申し訳ないのですが、
楽しくないです。
英会話(英語)学習を嫌いになってしまいます。
10年以上も、外国人と様々なシチュエーションの会話を楽しみ、
ハイレベルでないとはいえ、通訳経験もこなした私が断言します。
発音は、マネするだけでいいです。
【STEP④】”音読”はかなり重要
”モノマネ”によって英語の発音を身に付けると同時に、
”音読”する習慣も身に付けてください。
ブツブツとつぶやく程度でも大丈夫です。
自信の発する英語の音を、自身の耳で聴きとれればOKです。
この、『セルフインプット&アウトプット』はかなり大事です。
英語のきれいな発音を、自身の口で発し、それをまた自身の耳で認識する。
こうすることで、あなたの頭脳は次第に『英語脳』に変わります。
あなたの脳が、英語の音に慣れていきます。
あなたの口と耳を通して。
だからこそ、正しい発音ができるように、
また、それを耳に慣れさせるために、
”モノマネ”を徹底してください。
そして、これは最も”音読”の効果を実感できるトレーニングになりますが、、
ご自身が読みやすい英文を用意してください。
(※楽しく読めるジャンルがおすすめです。)
ボリュームとしては、新聞の1記事くらいの長文で結構です。
TOEICの練習問題でもいいでしょうし、ネットで英字新聞記事を検索してもいいです。
そして、その英文を100回、音読します。
『マジかよ!?』😱
って、思いましたか?😅
大丈夫です。
一度に100回読む必要はありません。
以下にその要領を説明します。
回数の数え方はお任せしますが、とりあえず1つの英文で構いませんので、
日を分けて、トータルで100回、読んでみてください。
(※私は英文の下に、読み終えた都度、「正」の字を書いて回数を把握していました。)
しかも、なるべく大きな声ではっきりと”音読”します。
繰り返しますが、
無理に、1日に100回読まなくて大丈夫です。
むしろ、1日に5回くらいで毎日継続した方が、効果が高まります。
この『100回音読』は恐るべき効果を発揮します。
同じ英文を繰り返し何度も読むため、
自身の発音が洗練されるとともに、読むスピードが増します。
そして、読む先の英文を見なくても英語が自然と口をついて出てくるようになります。
(※何度も読むうちに、自然と暗唱できているのです。)
ですから、慣れてきたら、なるべく英文から目を離して音読してみてください。
”モノマネ”できれいな発音を身に付けていれば、”音読”によって自然とリスニング力まで向上します。
自分が正しく発音できる言葉は、聴きとれるのです。
(逆に、自分が聴きとれない音は、すなわち自分が発音できない言葉です。)
100回音読で、”英語が自然と口から出てくる”ことを実感できれば、
あなたのスピーキング力も格段に向上していくでしょう。
ここまでの項目をまとめます。
①到達目標を決める
②英語表現は例文で覚える
(単語だけ、文法だけという覚え方をしない)
③発音はモノマネで身に付ける
(発音の師匠を見つける)
④音読はかなり重要
(『セルフインプット&アウトプット』で英語脳に)
上記項目を日々少しずつでも実践し、あなたも英会話能力を身につけてください。
【STEP⑤】英語の対話ができる環境を見つける
最後の項目になります。
これまでに紹介してきたSTEP②~④の項目を日々、着実に実践することで、
英会話力は自然と身に付けられます。
ですが、、
多くの表現集を身に付け、発音をマネしながら力を伸ばしていったとしても、
やはり”独り英会話”では物足りないと感じる方もいらっしゃるでしょう。
せっかく身に付けた英会話力も、
客観的なアドバイスがなければ自信につながりませんし、
更に飛躍的な成長を望むなら、第三者の力も必要になります。
そして何より、ネイティブとの会話に慣れていないと、本当の意味でのリスニング力が身につきません。
英語を話せる多くの日本人がすでに説明していることですが、、
ネイティブが実際の日常会話で話す発音や表現は、
我々日本人がそれまでに学校などで学習してきた言い回しとはまるで違います💦
これが理由で、多くの英会話学習者は、ネイティブとの会話についていけなくなります。
スクールの講師など、比較的我々が聞き取れると感じている彼らの英語は、
我々日本人の学習者にとって聞き取りやすいよう、こちらのレベルに合わせて話してくれているだけです。
私も実際、陸上自衛隊にいた頃は、
在日米軍基地に3ヶ月間”英語研修”のため寝泊まりしていたことがありましたが、
彼らネイティブ同士が交わす”雑談”には全くついていけず、会話に”取り残された”感がありました💧
(※彼らは私と話す時は、こちらが理解しやすいよう、ゆっくり優しめな言い方をしていたのです。)
ですので、”本当の意味でのリスニング力”を鍛えるのであれば、
順番が前後してしまいますが、
基礎的な単語や文法を習得し、ある程度英語を話せると思えた時点で早めに、
ネイティブと会話をする機会を増やし、
ご自身の身につけた発音と、彼らネイティブが発する発音のギャップを埋める努力をおすすめします。
この『学習法』においては、教材のみの、
最低限のコストでの学習をおすすめしていますが、
上記のように実戦的なリスニング力を身につけたいとか、
より客観的な指標やアドバイスがほしいとか、
ネイティブと話すことで自信を深めたい、という方には
比較的安価での『英会話レッスン』をおすすめします。
そのためには当然ながら、英語を使う場(環境)を見つけることです。
最も簡単な方法は(オンラインではない)英会話スクールに通うことでしょうが、
最前から伝えていますように、
費用対効果の面からも、おススメしません。
参考までに、英会話スクールの平均相場を調べてみますと、
入学金を含め、年間で約20~30万円。
決して安くはない額です。
分割払いにしても、毎月の最低支払額は¥16,000ほど。
ひじょうに割高なため、おすすめできません。
それでも英会話スクールに通うことを検討している方は、
ひとまず以下の記事を読んでみることをおすすめします。
『高い入学金、レッスン費用を払ってまで通う必要が本当にあるのかどうか。』
ぜひ検討してみてください。
最近の英会話学習の主流と言えば、オンライン英会話ですね。
これも完全無料というわけにはいきませんが、
それでも月に1万円以上払ってスクールに通うよりは、
格段に費用対効果が良いです。
(※なかには、『ビジネス英会話』コースなど、月に1万円くらいするものもありますが、、。)
それ以外におすすめできる手段とすれば、、
”街中を歩く外国人に勇気をもって声をかける”というのもあります。
「いや、英語が満足に通じるかも分からないのに、無理だよ。」
という声が聞こえてきそうですが、
ある程度、勇気のある行動ができるぐらいじゃないと、英会話力は向上しません。
言いすぎかもしれませんが、ここは断言します。
英語は『主張してナンボ』の言語です。
英語を学ぶのに、日本人の美点である”謙虚さ”や”奥ゆかしさ”は無用です。
『俺が!』
『私が!』
と、がむしゃらに前に出るくらいの気概ある人こそ、
英会話習得には向いていると思います。
外国語を学ぶ人は、時にその人の印象まで変えることがあります。
大学時代の同級生(女性)は、
普段は慎重派で控えめな性格ですが、
英語を話す時には周囲が目を見張るほど、
積極的な女性に”変身”していました。
言語の違いというのは、そういうものだと思います。
〜最後に〜
以上、『英会話学習法』について紹介させていただきましたが、
結局、あなたの力を伸ばせるのは『あなた自身』です。
私でも、オンライン講師でもありません。
実行できるか、継続できるかは、あなた次第です。
これはどんな学習にも言えることだと思います。
学習において最も難しいといえる”継続”。
この”継続”を実現し、なるべく習慣化させるためにも、
”楽しく継続できる”学習法を紹介させていただきました。
ここで述べた学習法をベースに、
そこからさらに、あなたなりにアレンジすれば、
あなただけのベストな『英会話学習法』が完成します。
大丈夫です。
英会話学習は本来、楽しく学べるものです。
中学・高校までのつまらない机上の英語学習のイメージを取り払い、
それまでとは違う、楽しい、新たな世界観に飛び込んでみませんか?
当ブログでは、他にもディスカッションやディベートなど、
実践的な英会話学習法を紹介しています。
また、私自身の過去の英会話学習体験が、
あなたの学習の参考になることもあるかもしれません。
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