『英会話表現集ノート』の作成〜”英語を話すための武器”を手元に

2025-01-21

まずは自分の普段の行動を”文章化”する

こんにちは、シンです。

今回の記事では、日常で英会話をつまずくことなく話せるための”武器”として、

英語の『表現集ノート』の作成について具体的に説明します。

この記事はこんな方におすすめ

・英語を話したいけど、まとまった表現がなかなか口から出てこない方

・”自分だけの”オリジナル英会話ノートを作成したい方

『英会話学習法』の記事内でも述べていますが、

映画やドラマで感銘を受けたり、自身が気に入った英語表現は、

例文というかたちでどんどんノートに書き留めていくべきです。

この記事を読んで得られること

『表現集ノート』を作成、見直すことで、自身の英会話表現のパターンが増える

PCやスマホのメモ機能を使っても構いませんが、できれば1冊、ノートを用意することをおすすめします。

実際に手を使って書くことで、より記憶に残りやすいですし、

フォントが統一されているPCやスマホよりは、ビジュアル的にも記憶力を高めることにつながります。

そして、普段の自身の行動パターンを振り返り、それを英語で表現してみることです。

私は学生の頃、何かあるたびに『おっ、この例文は会話で使えそうだな。』という具合に、

ノートを丸々1冊埋めるくらい、どんどん書き込んでいました。

例えば、、

I spent too much time in watching TV.

(テレビを観てかなりの時間を費やしてしまった。)

spend : (~をして)過ごす

いきなり反省文のような例文から入ってしまいましたが、、😅

どのような例文でもかまいません。

自身がこれまでに英語を話す経験がなければ、

こういった日常的な生活パターンを表現した文章は全て、役立つ英語表現集になるはずです。

そしてさらに表現の幅を広げるため、以下のように記入することもおすすめします。

spend ① –watching(観ること)/- reading(読むこと) 

② 〜〜movie(映画)〜〜YouTube(ユーチューブ)/  〜〜novel(小説)〜〜comic(マンガ)

このように、『➖をして過ごす』の、

① の部分を細かく枝分かれさせ(観ること/読むこと)、

さらに『~~を観る(読む)』の、

② ~~の部分(目的語)も細分化することで、

大木が幹を増やし、枝を伸ばし、葉を茂らせるように、

英単語力も底上げし、使える英会話表現のパターンをどんどん増やしていきます。

慣れてきたら、動詞である『spend(~をして過ごす)』の部分も他の動詞に変え、

さらに表現の幅を増やしていきます。

上の例文でいえば、

enjoy(~を楽しむ)も使えます。

I enjoy watching YouTube.

(YouTube動画の視聴を楽しむ。)

I enjoy reading novel.

(小説を読むのは楽しい。)

このように、同じ例文でも動詞の部分を変えたり、目的語を変えたりして、

簡単に表現のパターンを増やすことができます。

ひじょうに基本的な例文かもしれませんが、これだけで合計8つの英文ができます。

単語帳で英単語をただやみくもに覚えるより、

このような例文を多く作る方が実際の会話の場面で役立ちますし、

単語そのものも例文の中で自然と身につきます。

英語を話すための一番の近道です。

ムダな学習を徹底的に省き、効率よく学習しましょう!

会話で起こりうる質問をイメージする

ここまでで『表現集ノート』のイメージがつかめたでしょうか?

今、読者の皆さんにイメージしていただいているのは、

あくまでも”イメージトレーニング”です。

いざ、ネイティブスピーカーを目の前にしても、

慌てず堂々と英語を話すためには、”イメージトレーニング”が欠かせません。

これを軽く考えてはいけません。

日々の小さな積み重ねが大事です。

たとえば、『昨晩~をして過ごした』という雑談を英語で話したとします。

I watched movie, — last night.

(昨晩、— という映画を観たんだよ。)

これに対し、相手が質問を投げかけることを想定します。

What kind of movie do you like ?

(どのような映画が好きなんだい?)

ここまで想定して、さらにその返答まで考えておくのです。

(例)I like human drama.

(ヒューマンドラマが好きです。)

普段の日本語での会話とくらべれば、

会話の流れを想定するというのは少し不自然に感じるかもしれませんが、

まず大事なのは”会話の流れをある程度成立させる”ことです。

そこには、多少”作りこんだもの”があってもいいのです。

最終的には、英語でスムーズな会話を楽しめればいいのですから。

この”イメージトレーニング”を繰り返すことで、

自然と英語表現の幅が増えることになりますし、

ネイティブスピーカー(日本人でも構いません)と話すことで、

それらの英語表現がご自身のものとして定着することになります。

最初はワンパターンな表現ばかりかもしれませんが、

それでも英語で話せるという喜びを、ぜひ味わってほしいと思います。

さて、ここまで読み進めて、

あることに気付いた人もいるかもしれません。

英会話というのは、意外と簡単な英単語ばかりで十分成立する、ということです。

無理にインテリな(高尚な)単語を使う必要はないのです。

そのような英語は、特定の業界でのみ使われることが多いものです。

例えば、医学や薬学分野で使われる言葉などは、

その分野の専門家でもない人からしたら、日本語でもほとんど使わないのではないでしょうか。

ビジネス英語なども、自身にとって必要な分野だけ覚えればいいのです。

聴き取れない時こそ、新たな表現を覚えるチャンス!!

ある程度、英会話表現を身に付けたとしても、、

それでも、会話を続けていると”聴きとれない”英単語が出てくるはずです。

無理もありません。

日本語ですら、ふだん聞き覚えのない用語を持ち出されては、

脳裏に『?』と、クエスチョンマークが浮かぶのは当然です。

そこはひるまず、

むしろ『新たな表現(英単語)を覚えるチャンス!!』と前向きにとらえ、

臆せずに質問した方が良いです。

聞き方の例えとして、

Could you use simple words, please ?

(簡単な言葉で話してくれませんか?)

Sorry, can you rephrase that ?

(違う言葉で言い直してくれませんか?)

などがあります。

もちろん、単純に

What was that ?

とか、

What ?

だけでもいいと思います。

要は、相手に、

『あなたの言ったことがよく分かりません。』

というニュアンスが伝わればいいのです。

この際、相手にペンとメモ紙を渡して書いてもらえたらベストですね。

相手が親切な方(親しい友人)であれば書いてくれると思います。

スマホのメモ機能でも構いません。

書いてもらったものを、あとで『表現集ノート』に転記すれば、

また表現の幅が広がることになります。

以上のように、英会話表現を覚えるということは、

試行錯誤、トライ&エラーの積み重ねです。

まずは簡単な表現でもいいので、アウトプットしてみることです。

インプットばかりの学習では、本物の会話力は身に付きません。

この過程(プロセス)を習慣化できたなら、もはや英会話学習の”脱初心者”といっていいでしょう。

コツコツ積み上げること。

臆せず、アウトプットすること。

Let’s try speaking English !!

➡️『英会話学習法』ページ

英会話学習法

Posted by shin